筋トレには必須!重要なミネラル:カルシウムについて

栄養学

こんにちは。

今回は筋トレとカルシウムの関係についてお話しします。

カルシウムとは

人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する。

成人の体内に約1kg含まれていて、各種ミネラルの中で最も多く存在します。そのほとんどがリン酸カルシウムとして骨および歯のエナメル質に含まれます。

ごく一部は、カルシウムイオンとして血液や筋肉、神経内にあり、血液の凝固を促して出血を予防するほか、心筋の収縮作用を増し、筋肉の興奮性を抑える働きもあります。

骨格を構成する重要な物質であるため、不足すると骨が十分に成長せず、骨粗鬆症の原因にもなります。「日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg、女性で650mgと設定しています。しかし、カルシウムの摂取量が十分であったとしても、ビタミンDが不足するとカルシウムの吸収が悪くなり、また運動などである程度骨に負荷をかけないと利用効率が低くなってしまいます。

なお、リンやマグネシウムなどのミネラル同士は互いに影響しながら吸収されることから、バランスよく摂る必要があります。

カルシウム
人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する。

上記は厚生労働省のホームページより抜粋しました。

上記からも分かる通り、筋肉は収縮するためにカルシウムイオンが必要です。カルシウムイオンは筋収縮の信号を伝える役割を果たしており、筋肉の収縮力やパフォーマンスに影響を与えます。

筋収縮は、筋肉内のカルシウムイオンの放出と再吸収によって制御されます。筋肉を収縮させるためには、筋細胞内のカルシウム濃度が一時的に上昇する必要があり、そのためにはカルシウムの適切な供給が重要となります。

カルシウムの摂取方法

カルシウムは、主に食事から摂取することができます。

乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)、葉菜類(ケール、ほうれん草など)、豆腐、サーモン、カニなどには比較的多くのカルシウムが含まれています。また、一部の飲料や食品はカルシウムが添加されている場合もあります。

筋トレを行う際には、十分なカルシウム摂取が必要です。カルシウムが不足すると、筋肉の収縮力が低下する可能性があります。また、カルシウム不足は骨密度の低下や骨折リスクの増加にもつながるため、健康な骨と筋肉を維持するためにも注意が必要です。

カルシウム摂取における注意点

適切なカルシウム摂取をサポートするために、以下のポイントに注意する必要があります。

  1. バランスの取れた食事: カルシウムを含む食品をバランスよく摂取しましょう。乳製品、葉菜類、豆腐、魚介類などを食事に取り入れることが推奨されます。食事中のビタミンDやマグネシウムも、カルシウムの吸収や利用に重要な役割を果たします。
  2. サプリメントの検討: カルシウムの摂取に不足を感じる場合や、特定の食事制限がある場合は、カルシウムサプリメントを考慮することもできます。ただし、医師や栄養士と相談して適切な摂取量を決定することが重要です。
  3. 日光浴: 日光を浴びることで体内でビタミンDが生成され、カルシウムの吸収が促進されます。適度な日光浴を心がけましょうが、紫外線の過剰な曝露には注意が必要です。
  4. 過剰摂取の注意: 適切なカルシウム摂取が重要ですが、摂りすぎることも問題です。過剰なカルシウム摂取は、腎臓結石のリスクを増加させたり、他の栄養素の吸収を妨げたりする可能性があります。適切な摂取量を把握し、過剰摂取にならないようにしましょう。

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、成人1人1日当たりの推奨量を、男性で700mgから800mg女性で650mgと設定しています。

まとめ

筋トレとカルシウムの関係を理解し適切なカルシウム摂取を心がけることで、筋肉の収縮力やパフォーマンスの向上、骨の健康の維持に役立てることができます。

健康な生活習慣を整えながら、適度な筋トレとバランスの取れた食事を組み合わせて健康的な体を作り上げましょう。



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